学生野球ヒストリーVer1

ここでは、自分が経験した学生時代の野球の話をしていきます!読んでもなんの為にもならないネタみたいな話を紹介するだけです。今となって笑い話ですが、当時は笑えなかった。ただ辛い過去で終わらすには勿体ない。ここで記事にさせていただく自己満に少しでもお付き合いいただけますと幸いです!

中学卒業

2004年3月12日。自分が通っていた中学の卒業式。自分の中学は決して優秀な中学では無かった。卒業式には特攻服などを着てくる者も多いような、昭和の下町の雰囲気を多く残る今思えばダサい中学だった。卒業式が終わり、思い出の写真などを撮影したりしてるのを早々に切り上げて、自分は向かわなけば行けなかった。他のみんなは卒業パーティーなどに向かう中、人生で一番重い足を引きずり向かわなければいけなかった。3年間の地獄の入り口。入寮という儀式に・・・

洗礼

兵庫県は姫路市の駅から車で40分ほど離れた場所に、自分の通う高校の野球部の寮はある。寮といっても全寮制では無く、実家から通学の厳しい生徒が3学年20人ほどの寮だ。           16時頃に親と寮に到着し、荷物の搬入などを済ませたところで、寮母さんから言われます。      「今日は入寮だから先輩が早めに練習が終わって、戻ってくるので22時には食堂に集まってください」と。練習が早くて22時・・・自分の先3年間が終わりを告げた気がしました・・・

22時になり食堂に新1年生6人で向かう。自分以外は県内の遠方から入寮した選手。自分だけが唯一の県外選手だ。食堂のドアをノックし、「失礼します!!」と中に入ると、2年生の先輩が数名と3年生の先輩が2名。冗談抜きで、ヤ〇ザの構成員かと思う風貌と雰囲気だった・・・

3年生の先輩が開口一番。「岡田!ポン酢一気飲みしろ!」そうすると、大きな声で「はい!!!」と言い、190センチ近くあるメガネを掛けた五厘刈りの大男が立ち上がり、食堂にあったポン酢の瓶をまるまる一気飲み!3年生は続ける。「上下関係は絶対やけぇ、ようわかっとれよ。」と・・・まさに地獄の門番で洗礼を受けた瞬間であった・・・

洗礼(2)

3年生が「後は任した。」と食堂を後にすると、2年生の1人が言う。「県外から来とるやつおるのぉ?誰や?」私は「はい!」と大きな声で返事をすると、「自己紹介しろやー!」と怒鳴られ、出身中学と名前を大声で発言する!すると2年生は「ポン酢一気飲みいけ」と私の前に差し出してきた・・・自分の高校はポン酢高校やったか?・・・一瞬自分が何なのかわからなくなるレベルだ・・・息を飲み込み、ポン酢を一気に飲み干す。今まで様々な場面で私に美味しいを与えてくれたポン酢がこれほど一気に飲むと不味いものなのかと驚いた・・・「それでええんじゃ」と言った岡田先輩の顔は今でも忘れません・・・

そんな学生野球ヒストリーVer1でした・・・

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